教科書検定結果を見て、私が感じたこと、気付いたこと

 先日(3/26)、2020年度から小学校で使われる教科書の検定結果が公表されました。「主体的・対話的で深い学び」(アクティブラーニング)が全教科で登場するなどの新しい方向性が打ち出されました。また、プログラミング、統計、英語、SNS、防災、個人情報の取り扱いなど、現代注目されるようになった事柄やこれからの社会で大切になってくると思われる事柄について取り上げられたり、読んだり覚えたりだけでなく、書いたり話したり議論したりと、実践的な教育方法をとることなどが盛り込まれました。

 

 まず、プログラミングや英語など、私が小学生のころには全くなかったものがカリキュラムに組み込まれたということについて、私個人としては、「おお、これからの若者は、私が知らない、けれど、これからのネット社会とかグローバル社会で求められる知識やスキルを身につけてくるのか、負けてられないな」という焦りと、「私はもう小学校は卒業してしまっているのでこの新しいカリキュラムの下での教育は受けられないけど、これから自分はどんなスキルを身につけ、このカリキュラムの中で育った後輩たちとどのように社会を作り上げていけばいいのか」という不安と、「今の社会、これからの社会のニーズをくみ取ったカリキュラムにちゃんと変わって行くんだな」という関心めいた気持ち(上から目線になってしまいますが)と、「このカリキュラムの中で育った子供たちは、何を考え、どのような大人になり、どのような社会を作っていくのだろう」というわくわく感です。

 

 私は今まで、学校で教えてくれることはどのように決められているのかということに全く関心がありませんでした。無意識に、「そんなの考えるまでもなく、国語・算数・理科・社会だ」くらいにしか思っていませんでした。しかし、カリキュラムが存在するということは、それを誰かが考えて作っているということで、また、カリキュラムも時代とともに変わりゆくもの、というより、変えていかなくてはいけないものなのだということに、今更気付きました。

 

 とりとめもなくなってしまいましたが、以上が教科書検定の結果を見て私が感じたこと、気付いたことです。次回の記事では、教科書検定の中でキーワードの一つとなっているAL(アクティブラーニング)について、書きます。